メッセージ 代表取締役社長 髙木 直樹

代表取締役社長 髙木 直樹

本気で仕入れ、本気で売る。
支えとなるのは商品への愛です

代表取締役社長髙木 直樹

「コンビニエンスストアの社会的地位」を向上させたい

私は33年間、個人オーナーとしてコンビニエンスストアの運営に携わってきました。法人化したのは、2011年4月。3店舗目を出店するタイミングで、会社として今後も店舗数を増やしていきたいと思っての決断でした。

私が掲げ続けてきた当社の理念は、以下の3つです。

  1. お客様第一主義を実行し、未来永劫感謝され続ける。
  2. お客様の為になる良い商品を提供し続け地域に貢献する。
  3. コンビニエンスストアの社会的地位の向上。

コンビニエンスストアは、毎日4000万人ものお客様が訪れる社会インフラと言ってもいい場所です。しかし、コンビニエンスストアに対する世間のイメージはどうでしょう。憧れてもらえる職業とは言えないのではないでしょうか。

電力会社や通信会社など、他のインフラ業界企業の場合、「〇〇会社に勤めています」と言えることはその人にとって誇りであり、周囲からも「すごい!」と思ってもらえます。しかし、コンビニエンスストアはそこまでに至っていないと感じます。

24時間365日利用できる、利便性の高いコンビニエンスストアの社会的地位を、もっと向上させていきたい。憧れられる仕事にしていきたい。そのためには、お客様が欲するものがいつでも店頭に並んでいて、きちんとした接客を受けられる場所にすべきです。

そして、こうした理念の元で運営されるコンビニエンスストアが増えれば、徐々にコンビニエンスストアに対する印象を変えていけるでしょう。そのためにも、プランテタカギではエリア・店舗の拡大を目指しているのです。

私一人が張りきっているだけでは大きな変革は難しい。そこで、身近な理解者を得、理想を現実化させるシステムを構築。理念をただの言葉ではなく、実のあるものとして現場に落とし込むように心がけています。

まずは商品を好きでいてほしい

当社のコンビニエンスストアの特徴は、既存のコンビニエンスストアのイメージを覆すような品揃えです。いい商品があれば大胆に仕入れて、派手に売り出す。メーカーとの関係性も大切にし、いい商品にも関わらず倉庫に在庫が残っていると聞けば、思い切って大量に仕入れます。だからこそ、お客様にお安く提供することもできる。いい循環を作れているのです。

特に特徴的なのは、ワインですね。近くて便利が売りのセブンイレブンで美味しいワインを手頃な価格で手に入れられたら、そんなに便利なことはないでしょう。この施策を始めた当時は、正直「本当にコンビニエンスストアでワインがそんなに売れるのか?」と疑問がありました。そして、実際に当初はそこまで売れなかった。

しかし、諦めずに商品の良さを伝えて売ることを続けていくうちに、今では「ワインを買うならこのコンビニエンスストアで」とお客様に周知されるまでに。今では、ワインから発展し、チーズやデザートなど、さまざまな商品を独自に仕入れています。

また、店舗ごとにもカラーがあります。ある店舗では、女性客を想定した品揃えにし、セールをしてみたところ、売上がV字回復。男性が多かった客層も、日中は7割が女性になりました。地域の状況を見据えた打ち手を考えることが大切だと感じます。

これらの取り組みができているのは、私たちがセブンイレブンのオリジナル商品を本気で売っているから。こだわって作られている商品を本気で売って売って売り、その上で独自に仕入れている商品を使って、お客様が飽きない売場を作る。

だから、当社で働く方には、ぜひまずは商品を好きになってほしい。商品の魅力を理解し、好きになれば、自然とお客様にその良さを伝えたい、買ってほしいと思うようになるでしょう。その思いがいい接客になり、いい発注、いい売場作りに繋がっていくのです。

理念実現のため、今後も飽くなき挑戦を

   

2022年には9店舗目を出店、今後10店舗目も見据えています。フランチャイズとして、本部との関係性も大切にしながら、当社が目指す理念の実現に向かって歩みを進めていきたいですね。当社の理念を体現させた店舗が全国で半数を超えるころには、コンビニエンスストアのイメージが様変わりするはずだと思っています。

日常使いの製品だけではなく、プチ贅沢をしたいときに使う製品や、その地域ならではの商品が手に入る、そんな店を増やしていきたい。いずれは、当社の理念を伝授して独立を支援するコースを作るのもおもしろいかもしれません。お客様にとって良い店となるよう、これからも果敢に新しい挑戦を続けてまいります。

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